「シビル・ウォーアメリカ最後の日」ネタばれ映画感想

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映画

今日もアマプラで映画鑑賞しました。

今日は「シビル・ウォー アメリカ最後の日」。派手なドンパチ映画を想像していたら戦場カメラマンの成長を描いたお話でした。

【大雑把なあらすじ】内戦が勃発し、首都陥落間近のアメリカが舞台。戦場カメラマン一行が大統領にインタビューするためワシントンDCへ向かう。残酷めなロードムービーだ。

評価低めのレビューが多かったのですが、私は面白かったです。緊張感のあるシーンが多く、ドキドキしながら見てました。

出身地で殺すかどうか決める差別主義者のシーンは息を呑む怖さ。分断を煽るような人が支持されてしまう時代だ、ありえそうで恐ろしくなった。

「見てみぬふり」主義者の描写がごくわずかだが何度か出てくる。うろ覚えだけど主人公リーの親も見てみぬふりをしていると言ってた気がする。

本当にさらっと触れるだけなんだけど、見てみぬふりを続けていると差別も不正も暴力も増殖するよ、取り返し付かなくなっちゃうよというメッセージもあるのかもしれない。

最後は新米カメラマンのジェシーをかばってキルスティン・ダンスト演じるリーが撃たれて死亡。でも悲しむわけでもなく無表情で淡々と撮り続けるジェシー。

「仲間に入れてもらったのに、この薄情者が!」とも思うが、戦場で残酷な場面を見ていると麻痺してしまうんだろうな。

はじめは弱々しかった新米のジェシーも、タフなカメラマンになれたのだ。まともな精神と引き換えに。でもこれは後から罪悪感に襲われるんでしょうね~。それはそれでかわいそう。

町の服屋さんでドレスを試着したリーを撮るジェシーのシーンは束の間の癒しのように感じて好きだったな。最後はジェシーのせいで死んじゃうなんて予想はしてませんでした。

キルスティンダンストの演技、凄く良かった。

以上、「シビル・ウォー アメリカ最後の日」の感想でした。なかなかいい映画でした。

  • 監督
    アレックス・ガーランド
  • 俳優
    キルスティン・ダンスト
    ヴァグネル・モウラ
    スティーブン・ヘンダーソン
    ケイリー・スピーニー
  • 2024年
  • 1時間48分

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